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準備すること

●パスポートの取得●


「ワーキング・ホリデー・ビザ」を取得するための第一歩は、パスポートの取得申請からはじまるといってもいいでしょう。
持っていない人は新規の申請、すでに所有している人は、有効期限をチェックしましょう。対象国によっては、パスポートの残存期間に条件を加えている国があります。各国のパスポートの要件は以下の通りです。

・オーストラリア=6ヶ月以上の残存期間。
・ニュージーランド=滞在期間プラス3ヶ月以上の残存期間。
・韓国=残存期間が3ヶ月以上あることが望ましい。
・カナダ、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド=「有効なパスポート」であれば、問題なし。

ビザ取得後、現地でパスポートの更新をするとなると余計な手間も費用もかかってしまいますので、滞在期間中は有効であるパスポートを所持するのが望ましいでしょう。

●保険●


ワーキング・ホリデー・ビザを実施している国のほとんどは比較的安全な国が多いのですが、事故や事件に会わないとも限りません。また生活環境が変わるため、体調を崩してしまう人も多く見受けられます。いずれの場合もやはり頼りになるのは「保険」です。
異国の地では日本国内のような保険制度の庇護を受けることができないため、治療を受けると莫大な費用がかかるケースがあります。たとえば所持品が盗まれたり、壊れてしまったり、さまざまなトラブルが考えられます。そんなときに助けになるのが「海外旅行保険」です。
保険会社では長期滞在者向けの「海外旅行保険」や、ワーキング・ホリデー利用者向けの「ワーキング・ホリデー保険」などの商品も販売しています。渡航前に代理店に問い合わせたり、WEBサイトをチェックしたりして、自分に合った保険に加入しておけば、現地での生活も安心です。
また、「国民健康保険」加入者には「海外医療費給付制度」というものがあります。これは、医療費を一時的に全額負担し、あとから請求すると、一部が支給されるという制度です。ただし日本国内で保険診療と認められているものに限られており、日本国内の診療を基準として計算されます。また日本国内と同様に、医療費の3割は自己負担となるので、全額は戻りません。
なお、フランスの場合、ビザ取得時に「海外生涯旅行保険」に加入していることを照明する書類の提出が必要です。また、ドイツの場合、歯科治療にも対応する保険への加入が義務づけられています。いずれにケースも出国後に加入することはできないので、事前の準備が重要です。


●資金●


旅の資金額は訪問国によって変わりますし、旅の内容や旅行の頻度、現地での生活レベルや住宅環境などにより、個人差が生じます。目安の金額を挙げるのは難しいところですが、渡航経験者のアンケートなどでは、平均して100〜150万円程度の資金を用意している人が多いようです。いずれにしろ多額な資金を持って、現地に赴くわけですから、現金を抱えて渡航するようなスタイルは避けたいものです。ここでは所持金の安全な持ち方を紹介しましょう。

・現金
当然ですが、多額の現金を持ち歩くのはオススメしません。現金は到着時の活動資金程度を持つにとどめ、現地通貨への両替も最小限にとどめましょう。

・トラベラーズ・チェック(T/C。旅行小切手)
長期間の旅行者が利用するもっとも一般的な方法です。日本国内で「両替」するのではなく、「旅行小切手」を購入します。使用はサインが必要となり、購入者のみ使用可能です。現金と異なり、落としたり、盗まれたりしても再発行が可能ですので、多額のT/Cを持っていても不安がありません。「現地通貨建て」のT/Cが望ましいですが、最近は「円建て」のT/Cでも現地で使用可能です。

・クレジットカード(C/C)
カードさえ持っていれば、あとは日本の口座から引き落とされるだけなので、非常に便利です。またカードの中には、現地のATMなどで現金を引き出せるものも増えています。現地生活の中では、車を借りたり、ホテルに宿泊したりする際、クレジットカードの提示を求められるケースも多いので、かならず一枚は持っておきたいものです。カードによっては写真入で身分証明書(ID)代わりになるものや、海外旅行保険が付帯する(長期滞在の場合は保険適用外になることもある)ものもあるので、非常に便利です。

・日本の銀行口座
日本に店舗のある銀行の場合、海外に引き出し可能なATMと提携している場合があります。ただし引き出しの際に定数量がかかる場合があるので、要注意です。シティバンクは海外引き出しの先駆的存在で、手数料もかからないため、人気が高いです。

・現地の銀行口座
対象国の中には日本で口座開設ができるサービスをおこなっている銀行もあります。あらかじめ口座開設をして渡航すれば、日本から送金してもらえるので、不安がありません。また現地に着いてから、現地の銀行で口座を開設してもよいでしょう。T/Cなどで高額な資金を持参した場合、ここに預けるのが得策ですし、口座を確保できれば、日本
から送金することも難しくはありません。


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